【医学】両親が生活習慣病予備軍だった件【広東ゴルファー】
こんばんは。広東ゴルファーです。
最近実家に戻った時のことです。家族と健康状態について話しました。これでも一応医学生ですので何が健康なのか何がダメなのかある程度の判断はつきます。
母親は血圧が高く、父親は肥満傾向にあるため生活習慣病の可能性があります。それで実際にいくつ位の数値が出るだろう?と思って両親に血圧を測ってもらいました。父親の肥満は見た目がそうなのでとりあえずBMIを直近の体重で計算しました。
すると驚愕の結果で即座に栄養指導を行い、改善が見られなければ通院の必要があることを伝えました。
結果
母親の血圧は160-100(正常は135-80以下)と完全に高血圧状態でした。父親は「血圧は心配ないよ」と言っていたのですが、母の作る料理を食べていて肥満がある以上心配ないってことはないだろうと測ってもらいました。すると140-90、こちらも性状の範囲を超えていました。ちなみに僕が測ると110-70でしたので血圧計が故障している可能性は無いです。
生活習慣病は治るものではない
さあ、大変です。我が家は健康意識が強く(笑)いろいろな自然食品を摂取しているのです(笑)がこのままでは間違いなく生活習慣病になってしまいます。一番恐れているのが糖尿病と腎不全ですね。どちらともいったん発症してしまうと次第に悪化していきます。腎不全の腎移植以外は治癒する病気ではないですし合併症も多いので遅滞戦術、つまり悪化をとどめる治療しかありません。
父親はともかく母親の血圧状態は降圧剤を服用する水準であります。また母の親類にはSAH(くも膜下出血)という脳の血圧が高くなって血管が破れて発症する病気の人もいますのでこれはやばいと思ったわけです。改善しないと僕の孫は抱けないかもよと言っておくと流石に血の気が引いたようでした。
意外と高い自己評価
両親は自称健康オタク(笑)ですので自己評価が高かったようです。「運動しない、酒を飲む、間食する」両親の自己評価が高いとは思ってませんでした(笑えない)。生活習慣病が社会的に問題になっていることは知っているが自分たちは今のところ健康だから問題ない、対岸の火事である、という認識だったのです。
インヴェスドクターという呼吸器内科医?の投資家の方がいるのですが、禁煙しましょうとずっと伝えていても禁煙せず、いざ肺癌ですとなった時に絶望するというのはままある光景だ、とツイートしていらっしゃいました。
人間の心理なのでしょうが、自分は大丈夫というのは往々にして間違いです。加齢とともに今まで問題がなかった部分に問題が出てくるというのはよくある話ですし、また、自分の職場の同僚よりも生活習慣、健康状態が良い、というのは何のあてにもならず井の中の蛙であるということがはっきりしました。
栄養指導
結果を見て驚愕したので「味噌醤油塩その他調味料を半分に」「酒は週三回」「父親は晩飯の米を抜け」という指導を行い、2週間後にまた測定することを約束しました。そして母親にはこのまま1か月程度たっても改善の兆しが無ければ病院に行ってもらうと伝えました。
以前、ダイエットに関しての記事でも述べましたが、「摂取カロリーと消費カロリーの差」で体重は増減します。消費カロリーが簡単に増加することはないことは僕がFitBoxingをして確かめました。↓
cantonesegolfer.hatenablog.com
ということで皆さんも、特に50を過ぎたくらいの人たちは体に不調が無くても気づかないうちに生活習慣病予備軍になっており、定年後に生活習慣病になっていることが判明するかもしれません。
既に生活習慣病の方は仕方ないので医師の指導に従って進行しないように努めましょう、そしてまだ生活習慣病を発症していない方は何としても発症しないようにしましょう。健康は何にも代えがたいものですからご自愛ください。
今回一番驚いたのは僕です。