【医学】医師の残業上限が年1860時間となったことについて
こんばんは。広東ゴルファーです。
以前こんな記事を書きました。
cantonesegolfer.hatenablog.com
残業時間を1900時間まで認めるというふざけた話でしたが。大幅な変更なく2024年度から医師に適用されるとのことです。何考えてんねん、厚生労働省は。
しかも夜間の入院患者の診察など軽微な業務は就業とみなさないというような話も出ていましたね。もうやってられんわwww。
2024年度から適用ということですが、僕の年齢にはぶっ刺さります。どのくらい刺さるかは学年がばれるので言いませんが普通に憂鬱です。だって年間1860+52週*40=3940時間ですよ。
3940時間ですよ。
こういうことを言うと炎上するのでしょうが、僕には明確な優先順位があります。もちろん急患を放置して遊びに行くなんてことはないですが「家族が一番大事」です。
家族との時間を奪われてまで働く気はありません。みんな言わないだけで誰もやりたくないですよ。せいぜい年間3000時間ですね。それだって相当な業務です。一般人の労働上限です。コウノドリにもNICUの今橋先生が娘の誕生日に家に帰れない、コウノドリ先生が演奏中に呼び出されるなどの描写がありますね。
今後の展望は予測できます。間違いなく地方病院に研修に行く人は減ります。さすがに医療機関側も無理だと思うと思いますから就業時間を明確にした病院が研修先として人気になるんじゃないでしょうか。
僕は体力がないことを自覚してもいますので4000時間働いたら過労死すると思います。せっかくめっちゃ苦労して医師になろうとしてるのに享年30歳とか冗談じゃないです。
今後起きるであろうことを考えてみました。
1、医療関係者で構成される団体が意見を提出するも不変
2、2024年以降過労死する医師、自死する医師が増える
3、地方病院から医師が消える
4、開業医があふれる世の中になる
5、開業診療科の規制が入るようになる(この地域は皮膚科1個だけ、とか)
ということで医師偏在、医師不足は深刻化の一途をたどるのでした。
いつも不思議に思うのですが厚生労働省の職員の人はこの残業時間で働いているのでしょうか?その時間で働き過ぎた結果、これでも大丈夫だろうという発想になったのなら一定の理解ができますが絶対働いてないだろ、というのが意見です。
僕は将来、開業してもいいししなくてもいいなぁと思っていたのですが、この働き方改悪が現実のものとなるならば勤務医にはなりたくないです。開業するか、もしくは超早期リタイアですね。まあ株で10億円くらい儲けない限りは開業するでしょう。
ということでもう怒る気力もなくなってきたので早期撤退をしたくて仕方がない広東ゴルファーでした~。