【進路】目的無き大学進学

こんばんは。広東ゴルファーです。

そろそろセンター試験ですね。受験生の方がこのブログを見ることはあるのでしょうかね？あまり気にしないで好き勝手に書きたいと思うのですが、今回のテーマは「大学進学に目的は必須か？」ということです。

昨今、目的がないまま大学に進学することの是非を問うような話がよく目につくようになってきた気がします。このブログは決して自己啓発セミナーのような怪しいコンテンツは取り扱うことは無いのですが、今回はそういった話に近いものがあるかもしれません。結論を先に言ってしまいますと、「大学に進学しろ」です。目的のあるなし、将来への展望のあるなしは気にしなくていいです。進学できるなら進学してしまうのが一番いいです。

最近はインターネットの普及に伴って職業選択の幅も広がったと思います。例えばe-sportsの界隈では優勝賞金が1億円を超える大会も開催されましたし、今後もそういった大会が継続的に主催されると仮定するとプロゲーマーとして生計を立てることもあながち無理ではないのかなと思います。

プロゲーマーやyoutuberといった新しい職業について論じようとすると必ず保守的な方が「安定しない」「10年後は食っていけるかわからない」とおっしゃいます。これは別に間違ったことではないです。プロゲーマーというのは勝てなくなったら終わりですし、youtuberも飽きられたり、炎上したりしてファンが離れて行ったら終わりです。またコンテンツの寿命もありますので、youtuberはともかくゲームのサービスが終了した場合収入が途絶えることにつながります。

ほら、やっぱり安定しないじゃないか、という人はそれ以外の職業が安定しているか、10年後も継続して働けているか、を考えてみた方が良いです。一部超優良企業、公務員を除いてすべての企業が終身雇用を保証していませんし、客観的に保証されている状態でもないです。結局実力がなければ景気の悪化に伴ってリストラされますし、技術、能力があったとしてもリストラされることもあります。20年前ならSHARPに就職したら御の字だと思っていた新卒の方々は今42位でしょう、何人もリストラされたと思います。

さて、こんな現代において安定した職業というのは何なのでしょうか。多くの大学生は卒業して就職して40年間同じ企業に勤められると漠然と考えていると思います。自分は大丈夫、リストラの心配より就活の心配だと。でも今の世の中は新卒採用率は高くてもリストラ率が低いわけではないのです。雇用年数に応じて給料が上がりますし、低下するバイタリティを補える経験や能力がない中高年は企業にとっては真っ先にリストラ対象です。

さて、ではどうやって対応したらよいのか、ということです。１つは手に技術を付けるということです。景気に左右されず、ある一定以上の収入が確保できる分野の最たるものは医療界です。看護師、介護士、医師、薬剤師はいつも人手不足です。もちろん収入の金額は大きな差がありますし、比較的忙しい職業です。でも体を壊さない限り必ず求人がありますし、働けるうちはリストラはまずありえないです。

次の選択肢は自分を磨くということです。日本は技術者を大切にしないことで有名なのですさまじく大切な技術を持った人であっても簡単に中国その他国家に引き抜かれています。年収も倍近く違いますし、言葉の壁はあるかもしれませんがヘッドハンティングで命が救われると思えばそんなのは苦にならないとどんどん技術者が国外に流出しています。だから技術を身に付ける必要があるのです。日本のみで機能する技術は日本が順風満帆のうちは問題ありませんが、いざリストラされた際に次の選択肢が打てません。そのために大学に行くべきだと思います。

大学に行かずに他国でも通用する技術や技能を身に付けるのはほぼ不可能です。もっと言うと大学にいるだけでも駄目なのですが、最悪一度就職した先で技術を覚えることができます。でも大学に行かないならそれさえできません。また大学に進学せずにほかの道を取る人はその道のために大学を捨てることが本当に必要なのか考えた方が良いです。意外と両立できるかもしれません。

「大学など行かなくてもいい」と言う多くの大人は大学に進学していますし、だからこそその立場で影響力がある言葉を言うのです。プロゲーマーを目指してもいいですし、youtubeｒを目指すというのも非常に夢があっていいと思います。でもそのために大学進学を捨てることは勧めません。どんな状況でも生きていくために自分を磨く環境を捨てるということはこの先の社会では危険です。

受験はものすごく大変です。特にメンタルにかなり負担がかかります。でも必ず自分のためになる4年、あるいは6年、あるいは院に進学すればもっと、になると思います。頑張ってください。

もう二度と受験はしたくないなぁ