広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【株】暴落からのリバウンドで儲けよう。そのために必要なこと

こんばんは。広東ゴルファーです。

 

絶賛暴落中で現金を抱えて買い時を今か今かと待っています。こんどこそリバウンド局面でがっぽり狙っていきたいなと思います。

 

さて、リバウンド相場が一番儲けやすいというのはよく言われていることです。なぜかというと「不当に安いもの」は「適正価格」まで戻ってきやすいからです。

 

一口にリバウンド相場と言ったとしても「個別株のリバウンド相場」と「市場全体のリバウンド」では難易度が違うということがわかるでしょうか?

また、底買い天井売りはできるようになるのでしょうか。

 

そういったことについて個人的な見解を述べたいと思います。

 

1.個別株のリバウンド局面は難しい

もう倒産してしまいましたが、エアバッグで世界のかなりのシェアを誇っていたタカタは、大規模な訴訟を抱えて株価が急落しました。

 

このような暴落はネガティブサプライズの原因、つまり訴訟を乗り越えられるのか、ということを考えなくてはなりません。

まあ、早期の段階でどうやら無理そうだということが判明して、遅かれ早かれつぶれるだろう、という結論が出ていました。

 

そういう暴落局面で株をつかんでしまうと、「落ちるナイフをつかむ」という格言そのままになってしまいます。

 

つまり暴落の原因を客観的に分析し、不当に暴落しているという自信がない限り危険度が高いということです。

 

企業価値を分析したうえで今後にどういった動きが出てくると予想できるのか、そしてその予想を的中させる自信があるのか、というスキルが必要になってきます。これはなかなかに難しい話です。

 

一方で市場全体のリバウンド相場を狙うのは比較的簡単です。

 

2.狙うならやっぱりダウの暴落

言い方が乱暴かもしれませんが、世界の株価はほとんどダウで決まります。ダウが下がればみんな下がる、これは2019年においてはほとんど当たり前です。

 

まあ、やはりアメリカの経済というと日本に比べて規模が大きく、時価総額がトップの企業が多いのでそれらの世界に与える影響が計り知れない、ということです。

 

まあもちろんダウが0.3%程度しか下落しなかったのであれば翌日の日経平均株価に影響を与える可能性は低いかもしれません。

しかし、ダウが1%以上下落したタイミングではほぼ例外なく世界中のその国の平均株価が同じくらい下落しています。

ですので結局のところダウの影響がかなり大きいのです。

 

さて、ではダウの影響が大きいとして、わざわざ日経平均を使ったトレードをする必要があるのでしょうか?僕は無いと思います。

 

日本の個別企業の株を使った取引ならわかりますが、日経平均連動型のETFを購入するくらいならばS&P500(アメリカの優良株)連動型ETFを買った方が圧倒的に年間パフォーマンスが良いです。

 

そして、多少の揺れ幅はありますがダウは右肩上がりに成長しています、そして、「豊かになる」という目的で経済活動をしているので長期的な下降はまず起きないだろうと思っています。

 

話が少しそれましたが、こういった理由からダウの暴落した局面でこそ積極的にチャンスを狙っていくべきなのです。

 

ただ狙うと言っても、誰かがここで買え、ここで売れ、と教えてくれるわけではないので、そのために必要なスキルについて説明していきます。

 

3.リバウンド相場で必須のスキル

リバウンド相場で必須となるスキルは大きく分けて3つあります。この中で最後が一番重要です。

 

1つ目は「落ちるナイフを恐れないこと」

あれ?落ちるナイフはつかむな、と言ったじゃん!と思うかもしれませんが、違います。

 

市場全体が長期にわたって下降トレンドになることは考えにくく、仮に落ちるナイフだとしても平時よりかなり割安な状態になったのであれば積極的につかんでいく、ということです。

 

底でつかむというのは極めて難しく、底の予想は不可能ですから、「さすがに安すぎる」と思ったのであれば買いを入れに行くのが大事です。

 

2つ目は「心拍数を上げないこと」

は?と思うかもしれません。心拍数と何が関係するの?と。

 

これは僕が自分でトレードする中で気づいたのですが、「リスクをとる取引」「金を儲けようという強い動機」「負けるかもしれないという恐怖」に関連して心拍数が上がります。

そして大抵そのトレードは負けます。なぜか?

「理性的なトレードができない」からです。恐怖を感じると人は防衛本能で心拍数を上げます。そして自信過剰になります。「自分は絶対に間違っていない」「絶対勝てる」と思いこもうとします。

 

もうこの段階で負けてるようなものです。だって相場という生き物に対して「絶対勝てる」「俺の予想は100%中る」なんていってるんですから、それはもはや理論や理性とはかけ離れた、博打・投機です。

 

1つ目の「恐怖を感じるな」とも一部共通するのですが「明確な理由があるから恐怖しない」のが重要なのであって「恐怖を感じないから恐怖しない」ではダメなのです。

 

トレードに際して必ず生まれる本能的恐怖を「理性で抑え込むか」「生理的に抑え込むか」これは大きく違います。

 

誰かが研究してそうですが、有名なトレーダーの心拍数と一般投資家の心拍数を測ってほしいですね。

 

3つ目は「トライ&エラーをできること」

誰もが最初は「読み」を外します。「さすがに割安だろう」と思って買ってみるとさらに下落して「イタタ」となることは必ずあります。

 

この「予想→失敗」というのはいつだって起きることです。どんなに経験を積んだとしても必ず読みを外しますし、逆に言えば全然経験を積んでなくても運だけで底を掴んで天井で売り抜けることができるかもしれません。

 

その繰り返しで大事なのは「学習すること」そして「一撃必殺を食らわないこと」です。そういう意味を込めて「できること」という表現にしました。

 

何かの間違い?で急激に利益を上げても適正にリスクをオフしていかないと一瞬で資金は溶けてしまいます。100万を1億にするのは非常に大変ですが、一億を100万、あるいはマイナスにするのはかなり簡単です。

 

4.まとめ

さて、ここまでいろいろなことを述べてきましたが、リバウンド相場で儲けるために必須のスキル、これらは株式投資において必須のスキルとほぼイコールだと思います。

繰り返しますが、重要な順に

 

・学習&一撃必殺の回避

・理性で支配すること

・恐怖に克つこと

 

です。この記事が皆さんの役に立ったらいいなと思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。