広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【大学生活】医学部の学生のマネーリテラシーは非常に低い

こんばんは。広東ゴルファーです。

 

皆さんはマネーリテラシーという言葉をご存知でしょうか。リテラシーはもともとは「読解力」という意味なのですが、転じて、「対処能力」として使われています。

 

例えば、情報を取捨選択する能力「メディアリテラシー」、またはお金に関する知識という意味でつかわれる「マネーリテラシー」です。

1.マネーリテラシーありますか?

こういうことを言うと炎上しそうですが、メディアリテラシーにしてもマネーリテラシーにしてもほとんどの人は分かっていないというのが日本の現状でしょう。

 

メディアリテラシーに関してはSNSの発達によってある程度偏向報道に対する抑止力が働くようになってきましたがいまだにテレビ、新聞だけで情報を得ている人は多いと思います。

 

マネーリテラシーに関してはもっと悲惨な状況でしょう。例えば「期限の利益」という概念を知っている人は少ないですし、労働以外の金銭を稼ぐ手段を知らない・実行していない人は非常に多いでしょう。

 

さて、こんな記事を見つけました。

www.msn.com

 

タイトルだけ見た瞬間に「は?貯金しないから金持ちになれないんだろ」と思い内容を見てみましたが内容は至極まともでした。

一般の人は「貯金→投資」というマインドがないからひたすら自分の労働で得た金銭を積み上げるだけ、そして働けなくなったら積み上げたものを取り崩していくだけ、ということです。

 

かなり大切なことを書いていると思いますからマインド的には押さえておくべきだと思います。

2.実は金に困っている医者は多い

こんな人生設計ではなにか多額の金銭が必要となった際に簡単に破綻してしまいます。ちなみにこれは医者も同様なのです。

何も考えずにひたすら年収1000万~2000万の勤務医でいたとして、その手取りは700万~1300万位です。累進課税によって高所得者ほど多額の納税をするために、かなり手取りが下がるのです。

 

この程度の収入では良い車一台買ったらそれだけで一般家計との差が埋まってしまいます。つまり思ったほど贅沢は望めません。しかし医師の中にはそれがわからず贅沢をして貯蓄をしない者は一定数いるのです。

 

なぜか?

 

それは医学生の時も、そして医師になってからもお金に関する知識、知恵を教わってこないからです。

3.医学生のマネーリテラシー

別に統計を取ったわけではないので正確性は下がりますが、親から莫大な仕送りをしてもらっている学生はかなり多い印象です。僕は1年間アルバイトと仕送りで130万ほどの収入を得ましたが、生活費、ゴルフ代などと言った金銭を引いても半分以上は貯金に回しました。

 

そのため投資で30万円ほど含み損なのですが評価額は160万円程度あります。まあ貯金だと思ってはおらず、運用資金だと思っていますが。

 

ここで重要なのは医学生の中で何人が収入の半分を貯蓄、あるいは運用に回せるか、ということです。

 

おそらく、入ってきたものをほぼ全額そのまま使う。自炊はしない。節約もしない。といった生活の仕方をしている学生は8割以上でしょう。普通の大学生だとそこまで高額な収入が見込めないので節約する人も多いのでしょうが。

なまじ医学生で親や高額アルバイトという収入が多く欲しいものが買える環境が災いして、我慢する、ということが苦手な人が多い気がします。

よく毎日のように外でラーメン行って飲み会やって「金が無い」って言えるよな、なにいってんだこいつ、と思うことがしばしばあります。

 

そのままの生活を続けて行っても親の遺産で何とでもなる人はそれでいいと思います。しかし、流石の医学生でもそこまでの人は少ないです。

 

つまり、いずれ金で苦しむ、ということです。ではどうしたらいいか。

 

簡単です。早いうちに貯蓄する、そして運用する。これに尽きます。でもそんなことをまったく思っていない人があまりにも多い印象です。

 4.貯蓄で止まったら二流

 

友人と話していて絶句したのですが、彼は「普通預金に入れておくと使ってしまうから定期預金に入れて貯めている」と言っていました。

 

友人としては非常にいいやつですが、マネーリテラシーに関しては残念ながら三流です。

まず、「自制できない」は三流なのです。何でも買ってしまう、一食にいくらかけているか気にしないといったことです。

そしてある程度自制が効いても「貯金する」では二流なのです。なぜか?

 

大規模な金融緩和政策をとっている日本において金利は定期預金で「0.01%」です。100万預けて一年後に100円もらう計算ですね。仮に1億預けていても1万円と考えると馬鹿らしくて預ける気になりません。

 

そこで考えたいのが、運用です。

 

もちろん株式投資にはリスクが付きまといます。しかしながら丁寧に分散投資をすることでよほどのことがない限り年間3%以上の利回りで回せるのではないかなと思っています。「富を守る分散投資」ということですね。

 

ここまでやれれば仮に成果を出せなくても一流です。まだ20代で将来の収入がある程度約束されている人間にとって、「自制と貯蓄→運用」のマインドが生み出す財産はかなり大きなものとなるでしょう。

 

そう考えていくことが医学生にとって非常に大切なマネーリテラシーとなるのではないかなと思います。