広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【株】景気後退の予感が強まってきたのでSPXLエントリーを考える。

こんばんは。広東ゴルファーです。

 

突然ですが問題です。ドナルド・トランプ大統領が中国への莫大な追加関税を発表した後に株価はどうなったでしょうか?

 

答えは「動かなかった」です。この理由について僕なりの解釈を書かせていただきます。

1.下でみんなが待っていた

冷静に考えればあの額の関税をかけておいて米国内外の商業に影響がないわけが無いのですが、株価の下落を待っている人たちが多かったせいで「下がっても買い、下がっても買い」となり、株価が下落しませんでした。

 

よく、「業績のいい企業の株は騰がる」という勘違いを初心者の方はするのですが、「人気がある株ほど騰がる」が正しいのです。

 

需要に比例して株価が上昇するのが常であります。

 

さて、先の中国との貿易戦争相場では多くの人が2018年末の大暴落を覚えていたがために「ダウは高すぎ」「もっと落ちていい」と言われていました。

 

そのため下がってもすぐに下で待っている買い手がいたためになかなか株価が下がりませんでした。

僕自身「いや~下落局面終わりかなぁ」と思ってしまい、SPXSを損切りしてしまったことなどもあったのですが、どうやらそんなことはなかったようです。

 

セルインメイ(五月に売れ)という格言があります。これは例年5月に利確売りが増加することを受けている格言ですが、逆に言えば5月に下落するなら5月からが買いのねらい目ということになるのです。

2.バーゲン会場に誰もいないときに買え

これは非常に当たり前のことなのですが、株式相場というのはよくバーゲンセールに例えられます。

 

どの株も企業の細分化であり、仮想通貨と異なり株式そのものには本質的な価値が伴っています。

その株式が非常に安くなるのがバーゲンセール時、すなわち暴落時なのです。

 

通常のバーゲンセールでは人は商品に殺到します、しかしながら株のバーゲンでは誰も買わないというのがざらにあるのです。どうしてそんなことになるのか。

それは株式が「リスク資産」だからです。

 

バーゲンで売られている服を買う人の中に転売目的で買う人はあまりいないでしょう。買いたい服が安いから買うのであって、本質的な購買目的は消費です。

 

しかしながら株式は消費を目的としません。基本的には転売を目的として購入するのです。つまり売れなければ0円、大赤字となってしまいます。

 

このようなリスクがあるからこそバーゲンで誰も買わないのです。つまり、「暴落によって恐怖したために買えない」ということになるのです。

 

此処を一番の儲け時にしなくてはなりません。つまり何が必要かというと「冷静に株の価値を見極める能力」と「自分の感情と逆行する勇気」です。

「こんなに暴落するなんておかしい」「この株式がこの値段なのは安すぎる」という発想が極めて大切になります。

そしていったん「不当に安い」と思ったのであれば他の誰が何を言おうと「買い」なのです。

3.アメリカ経済?どうせ騰がるよ

さて、僕がSPXLの購入を検討しているのは上記の「不当に安い」状況に突入するだろう、と考えているからです。

僕が狙うのはリバウンドです。年末バーゲンの時はチャンスを逃しましたが今回もまた同じようにSPXLが一株当たり30ドル付近まで下落してくるのであれば資産を増やすチャンスとなります。

 

もちろんSPXLではレバレッジがかかっていますのでリスクが大きいです。ですからレバレッジのないSPYも選択肢としては有効でしょう。

 

どちらにせよアメリカの景気はきわめて堅調であり、貿易摩擦の懸念も数年以内に消えると考えています。おそらく中国が保たないでしょう、その位関税額が莫大なのです。

 

そうなった際に中国がどう対処するか、それはまた予想がつかない話で、隣国に侵攻して強制的に内需拡大を図る可能性も否定はできませんが、まあ下策でしょう。おそらくアメリカに屈するのではないかなと考えています。

 

そういった理由からすぐにとは言いませんがアメリカ経済は本調子を取り戻すでしょうし、東京五輪を控えた今、日本株を購入するのはリスキーだと思っているのでS&P500を狙って行こうと思います。

 

ありがとうございました。