広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【医学】五月病をナメたらあかん。医学的に解説します。

こんばんは。広東ゴルファーです。

 

何事につけても環境が変わった時はやる気があって4月を乗り切ることができる。

 

しかしGWを挟むことで冷却され、やる気が出なくなってしまうということは良くある話です。これを五月病といいます。

 

その五月病ですが、皆さんはどういったイメージをお持ちでしょうか?

 

症状としては「なんとなくけだるい」「学校、職場に行きたくない」「朝起きられない」など昭和であれば波平パパに「バッカモーン!」と雷を落とされかねない症状です。

 

医学的結論から申します。

 

五月病は立派な精神病です。

 

英語ではMay Diseaseと訳されます(マジで)。

 

どうしてそのまんまなのかというと日本以外の国ではGWが設定されておらず著名な増加を示さないからなのでは?と思っています。

 

話がそれました。

 

医学的に五月病は「うつ病」や「適応障害」と診断名がつけられます。繰り返しですが精神病、精神症状の一つです。

 

精神病を単純に言うと精神が風邪をひくことです。は?となったらすいません、でもこの表現がしっくりきます。

 

この比喩をもとに精神病について解説し、一般の人がしがちな誤解を解きたいと思います。

  

皆さんに質問します。「この先1年間、絶対に風邪をひかない自信のある人いますか?」

 

まあ、よほどの健康体か、自信過剰じゃないかぎり風邪を絶対にひかないなんて言えませんよね。精神病は精神の風邪といったのはそういう意味です。

 

いつ誰に起きてもおかしくないのが精神病なのです。

 

どんなに健全な精神でも不調に陥ることはあるのです。

 

当然風邪ですから治る人はいます。

 

でも時としてもっと重症な、例えば結核やインフルエンザクラスの、重い精神病になってしまうこともあります。

 

ちょっと違うのは風邪ほど人に伝染しないことですね。

 

ではどのようにして治すか。「あったかくして寝ろよ」これです。

 

風邪の時に必須なのは薬じゃありません、休養です。もう一度言いますね、休養、これが大事。

 

間違っても「うつ病は甘え」とか「意思が弱いから」とかそういう話じゃないのです。

 

言う側は勝手なもんですよ、医師免許はおろか応急処置すらできないレベルの知識で好き勝手言います。

 

そして精神病というのは心の病気ですから精神病の患者さん本人にも「感情的になりすぎている」とか「私が悪い」という意識が生まれやすいです。

 

風邪なら性格が強く抑圧されることもないので「無理なものはむりぃ!」といえますが精神的に弱っているときは難しいでしょう。

 

そして誰もが健康な時は「どんなに病んでも自殺だけは、、、」と思っています。

 

が、本当につらくなってくると死ぬとかそういう概念ではなく「あ、いま飛べば明日の職場行かなくていい」と思ってしまいます。

 

だからこそ周りの人がサポートしてあげるような環境だといいなと思います。

 

もし周りでしんどそうな人を見かけたら「大丈夫?」と一声かけてあげる。たったそれだけのことで人一人、助けられるかもしれません。

 

僕は気づけず、何もしてあげられませんでした。

 

何もしてあげられないかもしれません。でもできることがあるうちに何かしようとして見るというのはその後の自分のためでもあるのです。

 

周りの人のことをちょっとでもいいから気にかけてあげるような、そんな意識の改革をしてもらえると嬉しいなと思ってこの記事を締めさせていただきます。

 

ありがとうございました。