広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【AI】アマゾンではAIが人事権を握っている話とシンギュラリティ

こんばんは。広東ゴルファーです。

 

みなさんは「シンギュラリティ」という言葉をご存知ですか?なんか頭よさそうな言葉ですね。

 

とりあえず本のタイトルとかスライドの見出しに「○○とシンギュラリティ」とかつけておけばカッコよくなりますかね?

 

責任は取らないので是非やってみてください!

 

シンギュラリティとは平たく言うと「人間の知能をAIが超えてしまう時」という意味です。2030年とも、2045年ともいわれています。

 

実際に将棋や囲碁などの一部の世界では人間ではソフトに勝つことが非常に厳しくなっています。

 

先日、こんなニュースを見つけました。
www.msn.com

 

平たく言うとアマゾンの倉庫では従業員の行動は逐一記録されており、そこから生産性が計算され、一定の水準に満たないものをあぶりだすことができるというシステムです。

 

まあ、ついにここまで来たか、というのが正直な感想でした。

 

記事の内容には「実際はシステムがあぶり出しをするだけで解雇の判断はヒトが行っている」という風にありました。

 

でも僕は「実質的には決裁印を押すだけ」みたいな感じなのかなぁと邪推しています。

 

AIやロボットが人間に置き換わっていく、というのはかなり昔のからある発想です。

 

鉄腕アトムにもロボットが反乱を起こそうとするシーンは描かれていますし、最近ヒットした「Detroit become human」もアンドロイドが人類に置き換わっていく、という話でした。

デトロイトビカムヒューマンは一度やってみることをお勧めします。マルチエンディング×アクションで面白いです。

 

さて、AIが発展し過ぎたフィクションの世界では何が起こるのでしょうか?

 

弾丸を避けるシーンで有名な「マトリックス」では人間はロボットに強制的に夢を見せられています。

 

自信の作成者である人間をロボットが支配するということですね。完全にシンギュラリティを迎えた世界観が描かれています。

 

まあいきなりそんなところまで現実が飛ぶとは思えませんが、人の職業領域に侵入してくることは間違いないでしょう。

 

というより現在進行形で職業はAIが取って代わっていますね。

 

 先日このような動画を見ました。


AI時代の仕事・教育(by 2019.4.25(木)NHK「クローズアップ現代+」) 30:05 2019.4.26作成

 

内容自体は至極まっとうなもので人の仕事がどんどんAIに置き換わっているというものです。その変化の理由と共にまとめられています。

 

13:42辺りからこのサムネイルの左側にある職業が表示されています。

 

もちろんこの表はそう考えている人が作っただけの表なので未来は違うかもしれませんが、それによると「レジ打ち」「プログラマー」といった職業はかなりの置き換えが予測されているようですね。

 

一方で「画家」「内科医」といった職業は置き換えが少ないと予測されているようです。なんとなく納得ですね。

 

芸術的なものや、一人一人微細に違う患者を正しく診療するというのは現在のAIでは無理でしょう。

 

ただ、医療の世界でも画像診断AIというのが開発されています。

 

それはCTやMRIの画像をAIが読み取って病名を判断するというものです。本来ならば画像診断医の領域です。

 

また、病理検体のプレパラートも画像化できますから病理医の領域も脅かしているのが現状です。

 

脅かしている、と書くと非常に良くないもののようですが、その人たちの仕事を奪うことを別にすると非常にメリットは高いのです。

 

人が読影、病理診断を行うのにはそれなりの時間が必要ですがAIなら一瞬です。ランニングコストはハイスペックPC一台の電気代位。

 

問題点はミスった時に責任をとれないことですが、責任の所在を決めておけば非常に効率的なものになるでしょう。

 

アマゾンの話に戻りますがアマゾンでは人事の部分でシンギュラリティを迎えたと考えているのかもしれませんね。AI上司って言葉が出てくる日は近いのでしょうかね。

 

そんなわけで僕の世界にシンギュラリティが来るのはまだ少し先のことかもしれません。

 

でも僕が死ぬ2100年ごろにはかなりの領域がAIに置き換わっているかもしれませんね。できるならその世界を見てみたいものです。100歳以上だからきついかなぁ。