広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【第三回】10年後を変える投資のススメ【広東ゴルファー】


こんばんは。広東ゴルファーです。

 

今回も学生、主婦の方などが投資を始めよう!と思ったときに役立つような内容になっていると思います。堅実な投資手法を取るうえで非常に重要な銘柄選びの方法です。

 

ちなみに前回の内容は、どういった銘柄が良いのかという概説的な話でした。低リスク高配当バリューをぼくはおすすめしますよ!という話でしたね。↓から読めます。

cantonesegolfer.hatenablog.com

 

さて、では具体的にどのような銘柄が良いのでしょうか。解説していきます。

 

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良く知っている業種に投資すると楽

まず、自分の詳しいことを考えましょう。

例えば僕はゲームの面白さを評価するのは多分一般の人よりも得意です。ゲームは音楽、ストーリー、ゲームシステム、UIなど多くの要素の集合体でありますのでそれぞれの項目について「これは面白い」「熱い」「わかりにくい」などと言う評価ができます。なので企業が売れ行き、業績を発表する前にゲーム雑誌の売り上げ情報や予想でだいたい業績の見通しがつきます。

これは決算前に決算内容を予測できるということですから、じゃんけんで相手の出す手をある程度予測できるというようなものです。たくさんCMしている製品を実際に使ってみてダメそうだなと思ったら、業績が発表される前に売り逃げられます。もちろんゲームに限らず、食品でも良いですし、家電、携帯電話でもいいと思います。

注意したいのはどこまで行っても自分の肌感覚なので絶対の正確性があるわけではないということです。でも、例えば僕の任天堂のように、「今はぱっとしなくてもいつか必ず」という感覚は大事だと思います。そういう意味では自分の感覚というのは重要ですし、やはり知っている業種、企業だと感覚も鋭いです。

 

低PERとは?

肌感覚が重要と言ってもそれのみに頼っていては感覚任せのトレードになります。流石にPER、PBRという概念は押さえておきましょう。これらは割安度、割高度の指標です。PERというのは株価が一株当たりの利益の何倍かという指数です。ちょっとわかりにくいですね。

株式会社は経済活動を通じて売り上げを出します。そして売り上げから諸経費(原材料費、人件費、広告費など)を引いた値がその時の利益として発生します。

利益=売り上げー原材料費

で、その利益を株式数で割ります。すると一株当たりの利益になりますね。これをEPSと言います。

EPS(Earning Per Share)=利益÷株式数

このEPSは当然株式数によって異なりますから、高いものもあれば低いものもあります。そして純利益がマイナスつまり赤字の場合はEPSがマイナスになります。

PERはそのEPSと株価の比になります。

PER(Price Earning Ratio)=株価÷EPS

EPSは会社の業績によって変動し、株価は株の評価で変動します。ですので業績が良い企業はEPSが高くなりますが株も買われやすいのでPERは変動しません。逆に業績が良いのに(EPSが高いのに)人気のない株(株価が安い)、これはPERが低くなります。

もちろん人気がないということはそれほど上昇しない可能性もありますが、業績に対して過小評価されている状態なわけですから下には限定的です。

 

低PBRとは?

PERについてはわかったでしょうか。次にPBRです。PERが分かった方はPBRは簡単にわかると思います。やることは同じです。

PBRというのは株価が会社の資産に対して何倍かという話です。計算についてはEPS、PERと同様です。BPS、PBRという指標になります。

例えば、土地を持っている企業があるとします。その企業はその土地を貸すことによって賃貸料を得ます。これが売り上げです。でもその土地自体を誰かに売ってしまうこともできます。その時につく値段が資産です。

簡単に言うと会社の持ち物、現金を全額換金した時にいくらになるか、そしてそれと株価の比率です。理論上は1を割らないことになりますよね。今会社を全額換金したら一株当たり1000円なのに株価が800円というのは会社がつぶれた時にも利益が出ることになります。

ですが現実はそうではないです。PBRが1倍を割っている不人気企業はたくさんあります。それで赤字だったりするとちょっと買いたくないですが、黒字で増益中、配当利回り4%越えなのにPBRが1を下回っているような企業が結構あります。そして大抵PERも低いです。そしてそういった株は数年以内に株価水準が見直されて上昇することが多いです。

 

結論

PERとPBRは割安、割高度の指標になる。自分の知っている業種だと肌感覚が合いやすい。

何度も書きますがゆっくりゆっくり数か月~数年単位での増収を目指しましょう。

次はチャートの見方でもやりましょうかね。