【株】雇用統計がすさまじい【広東ゴルファー】
こんばんは。広東ゴルファーです。
アメリカで毎月1日に発表される雇用統計、1月の結果は30万4000人でした。先月は年末バーゲンセールからの1月初頭に発表された12月の雇用統計が31万と予想以上によく、急反発のきっかけになった印象でした。
さて、今回の雇用統計はもともと16万程度と予想されていたようです。まあ、さすがにそうですよね。一か月で被雇用者が30万人も増加して、それが2か月連続はいまの地合いではないだろうと思われます。僕としてはそれほど実体経済が悪いとは思っていませんでしたので30万は無いにしてもそこまで悪くは無いのだろうと思っていました。
まだアメリカ政府機関の閉鎖が一時的に止まっているだけなので今後再閉鎖となって雇用統計がどのようになるかはわかりません。ですので一概に「ああ、順風満帆」とは言えませんが再暴落、実体経済がやっぱり失速してた、なんてことにはならないかなと思います。
アメリカの経済はすごいなぁと思うのですが雇用増がこれで100か月連続になったようです。ということはだいたい2011年くらいから上がってきたわけで、リーマンショックの回復が完全なものとなった後から続いているのだなと思います。
ただ、ここまで上昇が続くと今度はインフレの懸念があります。しかし、FRBは利上げに対して慎重な見方を示しており、逆に言えばインフレ懸念が出始めるとすぐさま金利を引き上げられるということです。ただ、金利を引き上げてしまうとドル高円安誘導がかかるのでアメリカの輸出企業は少し辛くなるかもしれません。まあ難しいところです。
金利の話は置いておいて、今回の雇用統計が示したのは「実体経済の強さ」だと思います。appleの減益などが発表され人によっては敏感に反応しているようですがたった数%です。逆にあんな商品を売っておきながらなぜ数%でとどまってるのかわからないんですが、まあそれだけapple信者が多く、一製品当たりの利益も高いということでしょう。
appleについては以前に記事にしていますのでよろしければどうぞ。と思ったら引っ越した関係で消していたようです。またそのうちappleに魅力を感じない理由を述べたいと思います。
さて、そんな絶好調雇用統計だったんですが、市場の反応はいまいちで株価はほぼ横ばいでした。国債は売られたようですが、FRBがこの順調な雇用統計を受けて利上げ判断を再度変えるかもしれません。そうなったらまた株価は軟調になると思います。ですのでそれを嫌って値動きしなかったのかもしれません。
たった1つの統計が市場を大きく揺さぶるのは恐ろしいとともに、統計の強さを感じますね。個別に関しては全体統計よりも業績が大事ですので、SPXL以外の判断には用いれないですが。
さて、週明けどうなることやら。