広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【聞く力】僕が気を付けていること【広東ゴルファー】

こんばんは。広東ゴルファーです。

 

皆さん、最近悩んでいることはありますか?基本的に僕はいつも軽~い悩みを抱えて生活しています。「あ~ブログの内容何書こう」とか「このままじゃ試験落ちてしまう」とかですね。まあ、基本的にすべて解決してますし、これからも大丈夫だと思いますのでそういう意味ではあまり悩んでいないかもしれません。

 

そんな僕ですが、人から相談を受けることがしばしばあります。これは昔からなのですが、なぜか僕に相談する人がいるんですね。僕はただの学生で何の資格も無いのですが。それで、今まで相談を受けていた中で僕が大事だな~と思ったことについて書こうと思います。全部で3つですので、肩の力を抜いてご覧ください。

 

1.まずは聞く。すべて聞く。

シンプルですがこの上なく大事なことだと思っています。とりあえずすべての訴え、相談事を聞いてしまうのです。その間何か自分の疑問や、ツッコミを絶対に入れずに相手が口を閉じるまでずっと聞くのです。そうすることで「ああ、ちゃんと聞いてくれているんだな」ということを実感させることができます。

 

あなたにとってはもっともな疑問やツッコミであっても本人の気にしているポイントとずれたところを訊いてしまった場合、相手には「しっくりこない感」「ちゃんと理解してもらえていない感」が生まれます。

 

とりあえず、相手が話しつかれるまで全部聞いてあげて、そのうえで相手が気にしているポイントがどこなのかを理解しましょう。

 

2.否定しない、共感の姿勢。

これも単純です。僕の経験上、相手が相談を持ち込んでくる場合、自分の取りたい選択肢というのがある程度定まっている場合が多いです。例えば「告白されたのだけど、どうしたらいいか」という相談は大抵の場合「振りたい」という願望があります。もし本当に揺れている場合なら「○○さんってどんな人?」という相談になるでしょう。OKならわざわざ相談してきません。

 

上の例でいう「告白されました。どうしたらいいですか?」は振ることが前提になっている相談です。では、そこでなんと回答するのが良いのでしょうか?これは「その人のことどう思っているの?」と訊けばいいのです。仮にここで良い意見が出てもおそらく後ろに逆説が入ります。「彼は良い人だけど、」と。結局のところ、振りたいというのが前提に来ている以上どこまで行ってもその人の選択肢は「拒絶」一択なのです。

 

で、そこで大事になってくるのが共感力です。「あ~、確かにね。」「それはわかる。」など、共感の姿勢が非常に大切です。本当のことを言うなら相談の内容は相談ではなく、「振りたい奴がいるが、これを振る正当な理由が私にある」という外部に対する宣言なわけです。相談の形をとってはいてもそれは主張ですので、相談された人の意見はいらないのです。ですので、ただひたすら共感するというのが大事な動きです。

 

3.キツイ意見は最終手段、整理してあげよう

相談の形をとった主張の話は上に書いた通りです。でもそうでないこともありますよね。本当に2者択一、あるいはさらに複数で悩んでいる人から相談を受けることもあります。「A,B社から内定をもらったけどどっちにしたらいいか悩んでいる」といったものがあります。はっきり言ってこれを相談するのは良くないです。「自分の人生に関わることだろ?自分でちゃんと考えなよ」と言いたくなります。

 

日本人の民族的特徴かもしれませんが、「自分で決められない」というのがあります。ある種の「責任を薄めたい」という感情が底にはある気がします。ですのでこういった相談があるのかなと思います。とはいっても初っ端から「自分で決めろ」なんていう意見を投げつけるのはあまりいい方法ではないです。最終的には誰しもが自分で決定します、「でもその悩む過程を自分と一緒に考えてほしい」というのが本音なのです。

 

ですので、先に述べたように、「まずは傾聴」次に「共感」、そしてそこからあなたがツッコミたいポイントを指摘すればいいのです。「Aを選びたくない理由は?Bを選びたい理由は?」など、本人は正しく認識しているつもりでも相談の最中に欠落している場合があるのでそれをしっかり質問したらいいと思います。

 

意外とそれぞれのメリットデメリットを認識していない人が多い気がします。相談してくれた人たちも、AorBで悩んでいましたが、「Aのメリットは?」「Bのメリットは?」と訊くと即答出来てはいませんでした。ですのでまず、相手に自分の言葉でメリットデメリットを話させて相手自身がそれらを認識するようにしてあげましょう。すると意外にも自分で決定できるようになる人が多いです。

 

心が弱って相談しに来る人が大半ですので、あまり強い表現を使わずに、相手を落ち着かせる、安心感を与えるような相談の受け方ができれば相手の満足度は非常に高くなるはずです。

 

まとめ

・とにかく聞く。

・共感してあげる。

・メリットデメリットを整理してあげる。

 

でした。話し上手は聞き上手ですからね!

もっと気になる方にはこちらの本をお勧めします。