広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【医学】医師国家試験が終わりましたね

こんばんは。広東ゴルファーです。

 

第113回医師国家試験の結果が発表されましたね。医師国家試験予備校TECOMによる集計では受験者数10146人に対して合格者数9029人、合格率は89%とのことです。先輩方!お疲れ様でした。

 

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どの年度でもそうなのですが、国家試験合格率は基本的に女性の方が高いようですね。国試を通らないと医師としての労働は不可能なので、1年分仕事できないということになります。さて、働ける年数が少ないという理由で女性の合格を出にくくする方策に意義があるのか。。。

 

とりあえず新卒の合格率トップ3は

  1. 自治医科大学100%
  2. 順天堂大学99.2%
  3. 弘前大学98.3%

下から3つは

  1. 福岡大学75.2%
  2. 岩手医科大学81.2%
  3. 帝京大学83.1%

 

となったようです。新卒合格率は留年経験者数も含んでいるので「6年間ストレートで通過した人数」は不明ですから「6年間で医学部を出て医師になる」人数はわかりませんが、それでも順天や自治医科は有名な話ですからストレート率も高いと思われます。

 

僕も高校生時代はなるべく偏差値の高い大学の医学部を目指して勉強していたわけですが大学に入った後に少し「正しかったのか?」という感覚になりました。もちろん貧乏家庭ですので私立医学部は無理でしたが。

 

高校生までは偏差値というのは重要な数値でしたが、大学に入った後成績が高いものが将来的に裕福か?というとそうとは限らないですし、偏差値などここ数年見ていません。

 

医学部に限った話で言えば「いかに医師になるための最短の王道を歩めるか」「興味ある研究をしているか」「個人的理由」で決めるのが良いのでは?と思い直しています。

 

最短の王道というのはもちろん、どれだけ効率的かつ実学的に医師になることができるか、ということです。医師国家試験を余裕をもって通過しつつ医師としての手技、思考などを効率的に学べるかというのは判断材料でしょう。留年すると学費もかさみますからコスパと言い換えることもできるかもしれません。

順天堂は私立ですし自治医科大学は卒後の縛りがありますが113回だけなら弘前大学は効率性が高いと言えるでしょう。しかし医学部としての偏差値は東大や京大に比べると高くはないです。

 

興味ある研究というのは、例えばiPS cellの研究をしたいのであれば(多くの大学で研究されていますが)ノーベル賞を獲られた山中伸弥先生のいらっしゃる京都大学を目指そう!、と考える人もいるでしょう。それぞれ自分の興味あった研究をしている大学に行くというのも一つのテですね。

 

個人的理由というのは、「パパが○○省の局長だから」ということではなく、○○大学病院で手術を受けたから、とかでしょう。大学選びよりもむしろ○○で手術を受けたから私も○○科医になりたいといった動機の方がありそうですが。

 

僕の友人と話していても「高校生は偏差値、大学ランキングで考えがち」という意見はあります。大学に入ってみると「実はそれほど良くないのでは」と思うこともあれば、「この人に指導してもらいたい!」と思うこともあります。

 

医師になって働いた後に学閥というのは(あまり)関係ないので旧帝が良い!、難関大の方が良い!というのは一概に言えないのかなと思います。僕としては順天堂の医学教育の話を聞いた際に少しうらやましくなることもあります。もちろん僕の大学もいいところがいっぱいありますが。隣の芝生ですかね。

 

なんにせよ数年以内に国家試験を受けなくてはいけない身ですのでしっかりと勉強して合格し、立派な医師になりたいなと思いました。

 

なお、大学の試験の厳しさ、留年率は国試合格率と反比例します(悲しいなぁ)。

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 特に中山先生の本は良いですよぉ。コウノドリに似てグッときます。

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