【株】かぶ1000さんに学ぶ
こんばんは。広東ゴルファーです。
みなさま、株の世界に身を置くものとしてかぶ1000、という人がいるのをご存知でしょうか。
中学生より株式投資を始め、専業投資家として生活していらっしゃる方です。
僕の記事にも時々引用させていただいているのですが、印象としては非常に手堅く、そして確実に利益を出している方です。
40万円から投資を始め23年くらいで1億円を達成し、その後も成長を続け、今は3億を超えているとのことです。
Twitterとブログもやっていらっしゃいますので興味のある方はどうぞ。
ブログ
投資家として非常に優れている方であります。そのかぶ1000さんから学べるところを学ぼう!という記事です。
ベンジャミン・グレアムについて
まず、かぶ1000さんの投資手法は20世紀前半の大物投資家、ベンジャミン・グレアムの投資手法とほとんど一緒です。
グレアムと言えば非常に手堅い投資をする方であり、とにかく割安株を購入する、という手法で財を成した方です。
僕も普段から述べるように徹底してリスクの低い投資を行っているつもりなのですが買ったところからかなり下がってしまうこともあり、まだまだだなと感じる日々です。
ネットネット株について
グレアムはネットネット株という銘柄の定義を行っています。
かぶ1000さんはこのネットネット株を中心に資産を形成しており、実際に利益を長期間にわたって出しています。
ではこのネットネット株とはどういった銘柄を指すのでしょうか。2つの要素で定義しています。
まず、正味流動資産があること。すなわち、会社の流動資産から負債を引いた額が正の値であるということです。
「今すぐ金返せ!」と銀行が来ても即座に返済完了できる企業のことですね。
多くの新興企業は借金をして事業を成長させますのでこれを満たす新興企業はほとんどないです。
任天堂などは負債が極めて少なく、流動資産が極めて多い会社ですので正味流動資産がかなりあると言っていいでしょう。
次に会社の時価総額がその正味流動資産の2/3であることです。
これは非常に厳しい定義です。
まず正味流動資産が存在する、という段階で多くの銘柄が排除され、任天堂などの現金を大量に保有している会社が残ります。
そしてさらにその正味流動資産の2/3以下の時価総額となると、「借金が少なく、現金を大量に保有しており、その2/3で自社株式を丸ごと買い取ることのできる」企業ということになります。
時価総額以上の流動資産額と言っても流動資産は当然会社の資産に含まれています。
なので流動資産が大量にあるにも関わらず株価にまったく反映されていない、ということになります。非常に厳しい条件だと思われます。
ですので、ネットネット株=割安株と判定してもいいと思います。
つまりネットネット株というのはいつか来るであろう水準訂正を狙ったトレードと言っても過言ではないでしょう。
非常に手堅い手法ですので増えるには時間がかかります。
泡沫投資家はどうすればいいか
ここまでは事実を述べました。かぶ1000さんはグレアムのネットネット株手法で儲けており、ネットネット株は割安株の指標であるというのは間違いないことです。
しかしながら僕のような泡沫投資家はどうしたらよいのでしょうか。これは単純なことですが、爆益を追わずに種銭を育てる、ということに尽きると思います。
100万円から1億にするには100倍ですが、1000万からなら10倍で、5000万からなら倍です。
つまりスタートラインのボトムを上げていくことが小規模資産運用の要でしょう。
そのためにクレカでマイルやポイントをため、paypayのキャンペーンでキャッシュバックを利用し、新品より中古、という節約が大事です。
冬季の僕の部屋の暖房が18℃で固定なのもそのためです(笑)
僕はこれから頑張りますので皆さんも良ければ一緒に頑張りましょう!
今日紹介したグレアムの著作は↓からどうぞ~
自分が投資家なのか投機家なのか、気づかせてくれる良い本だと思います!
賢明なる投資家 ? 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
- 作者: ベンジャミングレアム,土光篤洋,Benjamin Graham
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