広東ゴルファー日記

香港とゴルフが好きな医学生投資家が毎日のことをつらつらと書く日記です。

【脱洗脳】反ワクチンは仕方ない【広東ゴルファー】

こんばんは。広東ゴルファーです。

 

突然ですが、うちの両親は共に大卒で普通にサラリーマンとして働いています。そして人格的にも問題がありません。僕としてもよくもまあこんな自分をここまで育ててくれたなと思っていますし、大学の学費や学生の間の年金なども支払っていただいているので基本的には親に感謝することしかありません。

 

僕を生んでくれた素晴らしい両親なのですが、ただ一つだけ我慢ならないことがあります。それは「反ワクチン」なのです。両親が反ワクチンで民間医療信者であるというのは医学生の僕にとって割とプライドが許さないところがあります。ただ、僕としては現代医療に疑問を持ってしまう方は一定数いますし、そういったバイアスから簡単に非科学的情報にアクセス可能な現代では反ワクチンに「なってしまう」のは仕方ないのかなと思います。ですのでそこから「抜け出させる」というのが僕たち医療人の役目の一つでもあるのかなと感じております。

 

反ワクチンがやらかしてくれた事案についての記事は↓です。

 

cantonesegolfer.hatenablog.com

 

 

WHOは健康の敵として「反ワクチン主義者」を挙げています。僕はこの話に半分同意です。同意なのは当然「ワクチンによって予防可能な感染症は予防ができるから」です。ではどこに同意できないのか。

 

反ワクチン思想に染まるというのは先に述べましたが「仕方ない」のです。特に高学歴だったり、子供を大切に思うからこそ「常識を疑う」のであって、その疑いのバイアスに付け込まれてしまうのです。僕の母親の本棚を見ましたが脱ステロイド本がけっこうありました。

 

ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)には功罪があることは事実です。長期的に服用することで多種にわたる副作用をきたしますし、時に重篤感染症を引き起こしうることも事実です。でも、それを補って余りある効果があるからこそ医者は処方するのです。ですので安易に「ステロイドは何が何でも拒否!」というのは危険な思想です。医者も副作用はわかっているのでステロイドの投与を漫然とすることはありません。ただ、獅子身中の虫ではないですが、漫然と出す医者もいることは事実です。

 

ステロイド本とは「ステロイドを使わないで治すアトピー」とかそういった文言が並んでいる本です。医者が執筆している場合もありますが(これが獅子身中の虫)そうでなく文系出身者が執筆していることもあります。お前は医者より医学に詳しいんか!?と訊きたくなりますね。

 

話がそれましたが、WHOが「反ワクチン」を敵としましたが、僕は「敵」ではなく「助けるべき集団」だと思います。反ワクチンを掲げてお金儲けにいそしむ「自分の家族にワクチンを接種させている反ワクチン医師UTM」とかは敵です。セミナー1回数万円らしいですよ?儲かって仕方ないですね。こんな連中は敵でいいと思います。でも子供を思うがあまり誤情報を信じてしまう方達は「敵」と断じるにはあまりにも薄情だと思います。

 

f:id:cantonesegolfer:20190218194208j:plain

 

さて、うちの両親は反ワクチンでお金儲けをしてはいないので敵ではないです。でも「反ワクチン」ですので非常に不安です。ワクチンの効果を知っている人は「ワクチンって感染症から守れるよ!打った方がいいよ!」とは宣伝しません。みんな知っている情報は拡散されないんです。でも「ワクチンって実は怖い」という話は「みんなが知らないこの世の真実()」という価値があって他人に教えたくなります。ですので職場の人との会話で善意のつもりで反ワクチンに引き込んでいる可能性があるのです。

 

 

身内が反ワクチンだと医学生の僕としては非常に恥ずかしいです。「お前は両親すら説得できないのにほんとに治療できるのか?」と言われたら言い返せません。なので帰省する度に反ワクチンの恐ろしさを伝えて正しい情報を伝えてなんとか「ワクチンちょい怪しい」くらいにもっていってます。どのように思考を曲げさせたか紹介したいと思います。

 

記事が結構長くなってきたので続きは↓でお願いします。

 

cantonesegolfer.hatenablog.com